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2021.08.25

ロハス、必死のパッチ

二回2死からチーム初安打となる左前打を放ち、見せ場はここから。続く木浪の打球が左中間へ飛ぶと、体重102キロの巨体を揺らして一塁から一気に本塁へ。クロスプレーとなってタッチとほぼ同時に頭から滑り込む。球審は両手を広げてセーフ。DeNAがリプレー検証を要求したが覆らず、先制点をもぎ取った。

 前半戦は全くいいところがなかった。後半戦は日本の野球に慣れてきたのか、「タイミングが合ってきた」と言うように22日の中日戦では決勝ソロ。24日の安打で3試合連続安打とバットが振れている。

 普段は陽気な米国人だが、笑ってはいられない事情がある。外国人のベンチ入りは4人で、現在はロハスとサンズ、救援のアルカンタラとスアレス。だが、近くガンケルが先発で登板予定。矢野監督が前半戦の野手のMVP(最優秀選手)と評価したマルテも24日の2軍戦で本塁打を放ち、1軍昇格を待っている状態だ。

 ロハスは打つだけでなく、2018年に韓国プロ野球で18盗塁をマークした足もアピール。八回には4号ソロを放った。ロハスがこの言葉を知っているか分からないが、まさに「必死のパッチ」だ。

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